2006.12.6更新
シーズンイン! リバーシーバス
報告#3 : 佐賀 Text & Photo / CODE Lifetime Design
まだまだ寒さを感じる2月中旬。
「この大潮で必ず入ってくるでしょう」
この川をホームグランドとする江里君、山崎君らの
経験とデータに期待を寄せ、佐賀県伊万里市の伊万里川を訪れた。

この街は江戸時代から近隣の有田や三河内の焼き物を出荷していた港町。
それらの焼き物を総して伊万里焼と呼んでいた歴史ある街だ。

焼き物の街らしく、伊万里川に掛かる橋には陶器が飾られ、
待ち合わせの目印にはもってこいだ。
その日の昼に降った雨の影響は水嵩が増したほどで濁りはさほど無い。
フレッシュランを狙うには、むしろ好条件だ。

川中央に配するメインチャネル、このカケ上がりを重点的に攻めるのだが、
そこに橋ゲタによるシェードや、流れのヨレが絡めば
そこは一級のポイントとなる。



どうやら今夜はかなりタイトに付いているようだ。
山崎君が橋ゲタを舐めるようにルアーを通す。
ルアーはCODE レブリッグ
正影デザインのそれは水面波動系のルアーだが、
一度、水面直下に送り込むと深度30cmをキープして魚を誘う。

シェードを今まさに出ようとした瞬間、
ゴボッ!
低い音が橋の下で響く。
直後、彼の腕、いや体全体が反応する。
それは体に染み込んだテクニックの何者でもない。
ロッドは大きく弧を描く。パワーで橋ゲタから離す。
ここで相手に主導権を握られると、厄介なことになるのは、
熟練したアングラーなら承知の上だ。
まったく無駄のない動作。
あっという間に彼のネットに納められた。

銀とした綺麗な魚体に海の寄生虫
あきらかにそれは、彼らが狙っていたフレッシュフィッシュだった。

※ この模様は3月15日発売 ソルトワールド No.51に掲載されます

静かな冬を過ごし、
ふとした瞬間に僅かな春の息吹を感じたら
この川にスズキが上がってくる。

フィールドに立つ。
春がまだまだ足踏みしているのを感じながら
グローブに手を通す。