2007.01.21更新
Big one, Big bait.
報告#17 : 大阪 アドバイザー 重松ナオキ

「お帰りなさい。」
1月15日 大阪市内某河川にて。

一月中旬、平日の晩だと言うのに五人の仲間が集まるという。
釣りを全くしない人からすれば狂気の沙汰。

いつもの場所に車を止め、準備を始める。
防寒を着込み、ウェーダーを履く。
ライジャケを付け、又紐を通す。
タックルを準備する。
ロッドはS86−3、ルアーはReBRIG。今夜はこれ一本勝負。
ポイントに向うがまだ時合ではないようだ。
誰も釣れていない様子。
キャストしながら潮位の下がっていく川を徐々に進んでいく。
目当てのスポットはもうすぐだ。
干潮間際、もう一人の仲間がやって来た。
手に、人数分の缶コーヒーを持っている。
ありがたい。かじかんだ指先を温め、煙草に火を点け、コーヒーを一気に流し込む。
少しぬるくなっていたが十分体は温まった。集中力も復活。
「そろそろ、くる」そう予感がした。
振り返ると、皆はアタリも無いので少しマッタリとしている。
ReBRIGをダウンクロスに投げる。
このロッドには少しオーバーウェイトなのだが、
しっかりとバットに乗せ投げれば十分いける。
ReBRIGにもテール部分にウェイトを貼り、飛行姿勢を安定させている。
こうすると、驚く程の飛距離が出る。

普段湾岸を回っている僕らには大きなルアーの部類になる。
いつもなら7〜9センチで十分。
しかし、このサイズのルアーは魚のサイズを狙って獲ることは難しい。
「ビックフィッシュにはビックベイト」そんな言葉がある。
スリムミノー全盛の今、お世辞にもスマートなシルエットでは無い。
リアルカラーがもてはやされるのに、どう見てもベイトフィッシュライクでも無い。
「コイツでランカーだけを狙ってみろよ」
そんな声が聞こえてきそうだ。

ラインを操り、狙いのスポットにReBRIGを送り込む。
ルアーが下流に流されて、ターンをした瞬間すっとラインが引き込まれた。
と、同時にロッドティップが魚を感じとった。
バット部分に魚の重さを乗せる。重みからデカイと確信する。

秋に荒食いした鱸達は大阪湾を離れ南の方で産卵する。
そこで、体力を回復させながら徐々に又大阪湾に帰ってくるのだ。
だから、この時期の鱸は痩せている。

しかし、コイツは重い。長さではランカーだろう。
体力の回復しきっていない鱸はロッドのカーブを眺める余裕さえ与えてくれる。
ティップはしなやかに鱸に対応してくれ、
ロッドを起こせばそのバッドパワーで寄せてくれる。
慎重にやり取りし手前に来た所でフッキングを確認する。
ReBRIGが丸飲みされている。
浅瀬に誘導しキャッチ。86センチ4.6kg
グッドサイズである。
時合が来たのか仲間達も連続でヒットさせている。
久々の爆釣である。



この日を皮切りにしばらく通う日が続く。
ReBRIG一本勝負
必ずと言っていいほどランカークラスを連れて来てくれる。
ここでふと気付いたのだがほとんどの場合
丸飲みされているのだ。
そのためフックはバーブレスに交換する事をお奨めする。
魚の為にも、自らの安全の為にも。





ROD  CODE Standard BORON S86−3
REEL   SHIMANO STELLA3000
 

Text & Photo:Naoki Shigematsu
超能力者でも、占い師でもありはしない。
肌で感じる風のザラつきとか、空気中を伝達してくるモノとか、
経験というフィルターを振るわせる。
どんなに休んでいようが、疲れていようが、腰が上がる。
「そろそろ、くる」 
Tackle Deta
TARGET Suzuki
ROD CODE Standard BORON S86−3
REEL SHIMANO STELLA3000
LURE レブリッグ 15cm 30g